ずいぶん草花が咲きはじめました。どんな花が咲いているか、道ばたで観察してみましょう。
ハルノノゲシは、にているアキノノゲシに対して春に咲くので名づけられたようです。
ヘビイチゴの実はイチゴのようですが、おいしくなくてきらわれるのでヘビイチゴといわれるのでしょう。
カラスノエンドウはマメ科なので豆のさやができます。それがじゅくすと真っ黒になるのでカラスのようです。また、小さいさやを作るススメノエンドウよりも大きいことも名前のいわれとなったようです。
ナガミヒナゲシは、ケシの花ですが。実の形が丸くなくて細長いので、「ナガミ」と名づけられたようです。この実の中にそれこそたくさんのたねを作るので、すごいふえかたであちこちに広がっています。地中海地方の植物で、昭和36年に東京で見つかったのが最初で、それから、広がったということで、そのふえ方は、おそろしいです。
ハナニラ ミミナグサ
ノボロギク タネツケバナ
ミミナグサは、名前の通り、葉がウサギの耳のように向かい合っていますね。ノボロギクは「野・ぼろ菊(きく)」ということです。かわいそうな名前ですね。名前をつけるときには、いい名前をあげたいですね。この菊は、いつ咲くかとまっていても咲かずにわた毛になってしまうので「この花はだめだ」というのでボロギクと言われ、野に咲いているのでノボロギクというわけです。
オトメツバキ ボケ
ユキヤナギ レッドロビン
ボケは写真のようにピンク色のものと赤色のものがあります。赤色のものの方が多いようです。レッドロビンは、にているカナメモチより葉の赤色がこいですね。というのはカナメモチとオオカナメモチとをかけあわせてできたからです。いけがきとしてかきねにずいぶん植えられています。